脂肪肝を改善する

脂肪肝でもまだ間に合う!

説明する医師

 

健康診断で「脂肪肝」と言われると気になりますね。

 

脂肪肝は症状がほとんどないため、放置されやすいところがあります。しかし、脂肪肝が生じているということは、糖尿病・高血圧・肝臓がん・心筋梗塞などの生活習慣病に向かう道を一歩進んだということでもありますから、ここで気を引き締めましょう!

 

まだ脂肪肝の段階なら改善することが可能なので、生活習慣病に続く道を引き返すことができます。それ以上進んで引き返せなくなる前に、生活改革を少しずつ始めていきましょう。

 

脂肪肝の改善のために知っておきたい3つの原因

脂肪肝は大きく分けると、肥満・アルコールの飲みすぎ・糖尿病の3つの要因で生じます。そして、それぞれに応じた対策が基本になります。

 

肥満によるもの

お腹についた脂肪

 

肥満にも、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満とがあります。このうち脂肪肝が起きやすいのは内臓脂肪型肥満のほうです。

 

内臓脂肪型肥満とは、内臓に脂肪のたまった状態であり、見た目にはあまり太っているように見えなくても、内臓に脂肪がついているという人は少なくありません。そして、そのような人の方が生活習慣病になりやすいのです。

 

特に脂肪肝についていえば、問題となるのが糖質の摂りすぎによる肥満です。砂糖を使ったスイーツ・果物・パンなどの炭水化物に含まれる糖質は、肝臓で中性脂肪に合成されます。そして、それらを摂りすぎると中性脂肪が肝臓に蓄積されていくのです。

 

ですから、アルコールを飲まない人でも脂肪肝になることがあり、そのままの生活を続けていくと、「非アルコール性脂肪性肝炎」という肝臓病を発症することがあります。この病気は、肝硬変や肝細胞ガンに進行する恐ろしいものです。

 

もしアルコールをほとんど飲まないのに、脂肪肝と診断された場合は、糖質の制限することを中心としたアプローチが必要です。また血糖値の上がりにくい食材や食事方法を習慣とすることも大切です。血糖値を下げるための情報は「血糖値下げる方法.jp」のサイトにまとめられていてます。

 

アルコールの過剰摂取

 

日本人の場合は、意外にもアルコールの飲みすぎによる脂肪肝は少ないと言われています。それでも毎日大量の飲酒を習慣としているなら、やはり「アルコール性脂肪肝」と呼ばれる状態になります。

 

そのままで飲酒の習慣を続けていると、「アルコール性肝炎」に至り、様々な自覚症状があらわれるようになります。「アルコール性脂肪肝」の場合は、期間として1ヵ月程度の禁酒で数値が正常に戻ると言われていますから、改善のためには禁酒が一番ということになります。

 

糖尿病によるもの

糖尿病では、血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きが低下して、食物から得た糖質を肝臓に取り込みにくくなります。そのために肝臓は全身から中性脂肪を得ようとし、それが結果として脂肪肝につながります。

 

それで健康診断で血糖値が高めだったり、糖尿病予備軍の診断を受けている人も含めて、糖尿病の予防や治療をしっかりと行うことが、脂肪肝の改善や肝臓の健康維持にもつながります。

 

脂肪肝を改善するポイント

成功のイメージ

 

脂肪肝では薬による治療は確立されていません。薬物療法として、糖尿病治療に使われるインスリン抵抗性改善薬・肝庇護剤・ビタミンCやビタミンEが用いられることもありますが、あくまで補助的なものであり、有効性も証明されていません。

 

また漢方薬では、防風通聖散・大柴胡湯・桃核承気湯などの脂肪をつきやすい体質を改善する生薬が用いられることがあります。

 

いずれにしても脂肪肝を解消するために中心となるのは、生活改善しかないと言えそうです。そして柱となるのは、やはり食事と運動です。その幾つかのポイントをまとめてみたいと思います。

 

目標とする肝臓の数値は?

血液検査では、肝臓に関する数値のALT(GPT)・AST(GOT)が100以下の場合に脂肪肝が疑われます。またALT(GPT)がAST(GOT)の数値を上回っているときに、脂肪肝が考えられます。肝臓に関する正常な数値は、ALT(GPT)が40IU/L単位以下AST(GOT)が40IU/L単位以下ですから、正常値に近づけることを目指して取り組んでいきましょう。

 

長い期間でゆっくり痩せること

ダイエットの落とし穴の一つでもありますが、急激に脂肪を落とそうとすると脂肪肝になりやすいのです。これは体の防御反応として生じる現象で、体内から脂肪が急に減少すると体中の脂肪を肝臓に集めようとするのです。そのために絶食するなど極端なことをして痩せると肝臓の数値が悪くなりやすく、脂肪肝になることがあります。長い期間で考えて、徐々に脂肪と体重を落としていくのが理想的です。

 

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血糖値を上げない食事にする

糖質制限したメニュー

 

血糖値が高いということは、それだけ肝臓に脂肪が蓄積しやすい状態になっていると考えられます。高血糖の時には、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌されますが、インスリンの分泌が多いほど余分な糖質は脂肪として蓄えられることになるためです。

 

血糖値は食事内容以外にも、食べる順番に気をつけたり、よく噛んで時間をかけて食べることによっても上昇が緩やかになりますから、日頃から意識して習慣づけましょう。

 

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その他の血糖値を下げる方法については、「血糖値下げる方法.jp」のサイトもご参考にしてください。

 

脂肪のつきにくいメニューにする

糖質以外で脂肪をつきやすくするものは、やはり脂質です。少し工夫すれば油を減らした調理メニューができますから、美味しく食べられてなおかつ脂質も少ない料理を見つけましょう。

 

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肝臓にいい食材や栄養素を摂る

ホタルイカの料理

 

脂肪肝を改善する食材として、2012年にはホタルイカに注目が集まりました。富山短期大学の研究グループによるマウスを使った実験で、ホタルイカに肝臓の中性脂肪を軽減し、血中のコレステロール濃度を低下させる作用があることが報告されたのです。

 

これはホタルイカに豊富に含まれるタウリンという成分の働きによるものと考えられます。タウリンはタコやイカ、貝類に含まれますから、こうした食品は積極的に摂りたいところです。またシジミに含まれるオルニチンにも、脂肪肝を抑制する効果があると言われています。オルニチンはきのこ類にも含まれています。

 

一方で肝臓に良いと言われるウコンですが、脂肪肝など肝臓に異常のある人が飲み続けると、ウコンの鉄分が肝臓にさらなるダメージを与えることになり、逆効果のようです。

 

ドリンクはコーヒーやお茶にする

コーヒーに含まれるカフェインには、コレステロール値を下げる作用があります。またお茶の中にも、緑茶のカテキンには脂肪燃焼効果がありますし、タンポポミルクシスル(マリアアザミ)など肝臓にやさしいハーブティーがあります。

 

一方で、清涼飲料水やコーヒーでも砂糖をたっぷりと入れたものを飲むと糖分の摂り過ぎで肝臓に悪いですから控えたいところです。

 

有酸素運動と筋トレで脂肪を燃焼する

トレーニングする夫婦

 

スポーツの中でもウォーキングやジョギング、水泳など有酸素運動は、酸素を体内に取り込むことで脂肪が燃焼していきますから効果的です。また筋トレは、脂肪自体を燃焼するものではありませんが、筋肉がつくと体の基礎代謝が上がり、結果として普段から脂肪が燃焼しやすい体質になります。

 

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