脂肪肝を改善する

脂肪肝を改善するには原因を正しく知ること

脂肪肝を改善するためには、まず原因を正しく理解することが大切です。

 

なぜなら脂肪肝の原因は、肥満・アルコールの飲みすぎ・糖尿病の大きく3つに分かれ、それぞれに応じた対策が基本になるためです。

 

脂肪肝は症状がほとんどないため、放置されやすいところがあります。

 

しかし、脂肪肝が生じているということは、糖尿病や高血圧、肝臓がん、心筋梗塞などの生活習慣病に向かう道を一歩進んだということです。

 

脂肪肝なら改善することが可能なので、生活習慣病への道を引き返すことができます。

 

引き返せなくなる前に、改善に役立つことを少しずつ始めていきましょう。

 

脂肪肝の改善のために知っておきたい3つの原因

 

先に述べたように、脂肪肝は大きく分けると3つの要因で生じます。

 

それぞれについて改善のポイントを挙げてみましょう。

 

1.肥満によるもの

 

肥満にも、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満とがあります。このうち脂肪肝が起きやすいのは内臓脂肪型肥満の方です。

 

内臓脂肪型肥満とは、内臓に脂肪のたまった状態であり、見た目にはあまり太っているように見えなくても、内臓に脂肪がついているという人は少なくありません。

 

そして、そのような人の方が生活習慣病になりやすいのです。

 

特に脂肪肝についていえば、問題となるのが糖質の摂りすぎによる肥満です。

 

砂糖を使ったスイーツ・果物・パンなどの炭水化物に含まれる糖質は、肝臓で中性脂肪に合成されます。

 

そして、それらを摂りすぎると中性脂肪が肝臓に蓄積されていくのです。

 

ですから、アルコールを飲まない人でも脂肪肝になることがあり、そのままの生活を続けていくと、「非アルコール性脂肪性肝炎」という肝臓病を発症することがあります。

 

この病気は、肝硬変や肝細胞ガンに進行する恐ろしいものです。

 

もしアルコールをほとんど飲まないのに、脂肪肝と診断された場合は、糖質の制限することを中心として改善のアプローチを進めましょう。

 

2.アルコールの過剰摂取

 

日本人の場合は、意外にもアルコールの飲みすぎによる脂肪肝は少ないと言われています。

 

それでも毎日大量の飲酒を習慣としているなら、やはり「アルコール性脂肪肝」と呼ばれる状態になります。

 

そのままで飲酒の習慣を続けていると、「アルコール性肝炎」に至り、様々な自覚症状があらわれるようになります。

 

「アルコール性脂肪肝」の場合は、1ヵ月程度の禁酒で数値が正常に戻ると言われていますから、改善のためには禁酒が一番ということになります。

 

3.糖尿病によるもの

 

糖尿病では、インスリンというホルモンの働きが低下して、食物から得た糖質を肝臓に取り込みにくくなります。

 

そのために肝臓は全身から中性脂肪を得ようとし、それが結果として脂肪肝につながります。

 

このような糖尿病から起きる脂肪肝では、糖尿病の治療を重点的に行なうことが必要となります。